「掌に転がせば、取るに足らない大きさ。 抓んでしまえば、感じるほどもない重さ。
それは例えば、夜明けの珈琲に。 そして例えば、昼下りの紅茶に。
沈んでしまえば、見えなくなって── 簡単に溶けて無くなってしまう。 たったそれだけなのに。 どれだけ苦味が薄れ、優しい甘さに包まれるだろう。
だからここは。 そんな小さな小さな角砂糖の一粒を、 必死に作っている人たちの集まりなのです」
……という会社説明文なぞをふと思いついた朝。 外はどしゃ降りでした。
朱門 優でした。ごきげんよう。
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2005年07月27日(水)
No.12
(雑記)
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