2008年01月11日の日記

明けまして以下略。

 2008年しょっぱちのスタッフブログが、どういうわけかオイラに辿り着いてしまいました。
 これは何かの罠なのか……?!
 どうもです、史方千尋です。

 と、前回のふみたけさんから丸パクリしてLet's Start。
 実はこれが伏線だったりするのですが、詳細は<全文を読む>にて。


 突然ですが、みなさんの親御さんのご年齢、お幾つになりますか?
 うちはもうじき六十に届こうかという団塊の世代なのですが、年齢の割に結構アクティブな夫婦なんです。試みに一例を挙げると……。
「憧れだった北国に行く! 北海道だ! チャンスは今しかねぇ!」
 ……とか突然言い始め、故郷の四国を離れて本当に移住してしまったりと、そんな感じ。
 流行ものにもそれなりに興味があって、母親は携帯メールも扱うし、最近はついにPCを触り始めたりもして。東京に住まうオイラとネットを介して連絡を取ったりしています。
「死ぬまで死なねぇ! 生涯現役!」
 というその前向きな姿勢は、オイラも見習わねばならんなぁとか思ったりしております。ごーりごりごり。

 さて、今週の火曜、夕刻のことです。
 オイラの携帯電話にメール着信を示すバイブレーションがありました。差出人は母。
 しかし、新年早々Lump of Sugar社内の誰かが必ず残業中という多忙な中なので(まあ、オイラはずっと社泊なんですけどね!)すぐにはメールを確かめず、仕事が一区切りする深夜まで放っておいたんですよ。で、トイレ休憩のついでに読んでみたところ……。


from:おかん
subject:ピロリ菌で癌発症です、北大で


 ……本文はなし。件名のみを慌てて打ち込んだらしいそのメールに血の気が引きました。
 まず差出人である母に「おとんか、おかんか、どっちや?!」と返信、北海道在住の弟にも「親から変なメールが来た、何か知らないか」などとメールをしたり、慌てていたので埼玉在住の身内同然の相方にまで連絡しました。
 でもまあ、深夜のことですから、どこからもすぐには返事がなくて。
 ピロリ菌での癌なら胃か十二指腸だから、早期なら転移せずに済んでるかも、命には別状ない可能性も高い……とか考えたりもしたんですが、こういう時に希望的観測にすがると後が怖い。最悪の場合は落命の可能性もあるという事実だけを目を背けず受けとめるしかない。
 それに、親の方が子より先に逝くというのはこの世の摂理です。年齢が年齢だからぼちぼち覚悟はしていたんですが、実際にそんな局面に出くわすと、あんな元気な親でもやはり確実に老いていたんだなぁと嫌でも思い知らされました。

 幸い、かわうそさんとふみたけさんが残業中で、まだ会社にいらっしゃいまして。
 会社のあるビルの屋上、喫煙所で発見。
 で、躊躇いがちに、母からかれこれこういう連絡があったんだと告げます。
 がらっと顔色が変わったお二人を前に、いざとなったら北海道に行かなきゃならないかもとか、忙しい中またご迷惑をおかけしてすみませんとか、そういう話を切り出したんですけれども……。

 ……ほんとに、話を切り出したその直後ですよ。
 ポケットに突っ込んだままのオイラの携帯が、再びバイブレーション。


from:おかん
subject:Re:ピロリ菌で癌発症です、北大で
本文:あんたがよ! 78%の確率で!


 オイラはどうでもええんじゃあ!


 ええ、聡明なるユーザー諸兄にはおわかりかと思いますが、北海道大学の研究チームがピロリ菌と胃癌の因果関係を証明したということでニュースになったアレですよ。アレアレ。
 確かにオイラ、昔はしょっちゅう胃とか十二指腸に潰瘍こさえちゃいましたが、今はピロリ菌の除菌含めて治療済みです。つーか治療してなかったとしても癌なんてどっちみち今心配することじゃねぇよ! そもそも最初のメールが紛らわしいんじゃ! IT危機を扱い慣れてない世代はこれだから! 「書いてる途中で送信しちゃった」とか言われても知らんがな! 訂正のメールをすぐ寄こせよ! ああもう、メール確認する直前までウハウハ言いながらましろのエロエロテキスト書いてたのに! 絶好調だったテンションを返せ!

 そして、一連の流れに付き合わせてしまったふみたけさんが、爆笑しつつ一言。

「これは、孔明の罠だ……」

 うちの母親は孔明だったようで。
 みなさんも罠にはお気をつけ下さい、というオチでした。どっとはらい。
2008年01月11日(金)   No.129 (その他)

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2008年01月11日(金)
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